ミシュパトとツェダカ
イザヤ5:7-10
イスラエルの家は万軍の主のぶどう畑
どれほど楽しみにしておられたことか
万軍の主、どれほど大いなる実を期待しておられたことか
主が楽しんで植えられた
主は楽しみながら植えられた
ミシュパト(裁き)
裁き、定め、公義、訴え、権利
公義、公道、公正、正義、法、裁きと訳されている
法的意味合い
正義と公平のルールを守り、維持するとの意
本来的な意味合いは「さばく」
正義と公平さとをもって、
また神の恵みやあわれみ、
あるいは真実と知恵、
深い計らいをもって「さばく」
社会の中で不正を正し、不当に虐げられている人たちを救うという意味
弱者が虐げられているのを黙って見ていられない
安息年・・・7年ごとに土地を休ませる
ヨベルの年・・・50年ごとに土地の返還、奴隷の解放、原状回復
神は正しい裁きを行い、虐げられている人、貧しい人、弱者を救う
ツェダカ(正義)
義、施し、恵みの御業、神の前に正しい基準
真っ直ぐな、しっかりした、固い、基準にかなったの意
正義、公儀、公平、公正、勝利、救い、助け、繁栄、義と訳されている
倫理的意味合い
神と人間との関係、人間と人間との関係が正しいこと
シャローム(平和)
単に戦争のない状態を言うのではなく、
神と人間との「正しい関係」に基づいて形成されるもの。
その神と人間との正しい関係を「ミシュパートとツェダカ」で言い表した。
人間的に見て正しいと思われることであっても、神の意志においては正しくないことも。
紙一重
ミシュパト(裁き)を待っておられたのにミスパパ(流血)
ツェダカ(正義)を待っておられたのにツェアカ(叫喚)
裁きと流血、正義と叫喚は紙一重
自分が正しいと思い込み、相手を非難するとき、流血と叫喚に至る危険性
イエスは血を流され、群衆から罵声を浴びた
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