使徒行伝18:1~11
「恐れるな、語り続けよ」
パウロはもともと、ファリサイ派と呼ばれるユダヤ教の律法学者、律法の教師で、それが本業。
しかし当時の律法学者たちは、律法についての専門知識の他に、自分で生活をまかなえるような職業技術を身につけることがならわし。
その背景には、神様の律法を飯の種にしてはならない、という考え方があった。
ウイークデーにはテント造りの仕事をし、安息日に会堂でみ言葉を語る。
フィリピの教会の人々が、パウロの伝道のための献金を集め、それをシラスとテモテに託して届けてくれた。
この献金を受け取ってからは、パウロは「御言葉を語ることに専念」することができた。フルタイムに伝道に専念できるようになった。
伝道が力強くなされればなされる程、それに対する反発、抵抗も強くなる。
もうあなたがたに語るのはやめた、と決別の宣言をして会堂を出たパウロ。
パウロとその語る福音を受け入れなかったユダヤ人たちの会堂の責任者は信じて仲間に加わった。
パウロの力強い大胆な伝道の背後には、深い恐れが、不安があった。
パウロは、自らの内にそのような恐れや不安をかかえながら、それと戦いながら、外からみれば大胆に力強く伝道をしていた。
「恐れるな。語り続けよ。」
恐れていてはいけません、(現在命令法)
黙ってしまってはいけません。
滞在する
どっかりと腰を落ち着けて、とどまる
「この町には、わたしの民が大勢いる」
伝道とは、私たちが自分の力で人を信仰者にすることではない。
神様が、既に、ご自分の民として選び、召しておられ、導こうとしておられる人々が、この町にも沢山いる。
わたしの民は大勢いる
不安を覚えず、託されている使命に生きる
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